レンズの思考。

Lensの思考。

平和な日常を、気の向くままに。

2017年、1ヶ月だけ海外でリフレッシュ。



Sopron、ピクニック計画。

今回のブダペスト滞在でお世話になってるアンダンテ。
管理人のPONさんたちに誘われて、ショプロンに行くことに。


普段、歴史というものを全く知らない自分だけど、
ベルリンの壁の崩壊くらいは知ってる。
幼いながらにテレビで見た映像を覚えてるから。
でも、その崩壊に至るまでの経緯なんてものは知らなかった。


まさにこのピクニック計画がその発端。
ショプロンという町がその拠点。


概要としては、
東ドイツから西ドイツへ移りたいと思っている東ドイツ人の為に、
東ドイツの人たちが西ドイツへ移り住める様に、
ハンガリー政府が西ドイツ、東ドイツ、ソ連などの間に入り、
オーストリアとの国境開放を実現するために上手く計画したもの。
説明下手なので、詳細は調べてください。


この一連の計画の詳細をドキュメンタリーで知って、
行ってみたいと思った場所がこの国境周辺と、
西ドイツ政府が東ドイツの人たちのためにパスポート発行を行った、
ブダペストにあるズグリゲット教会。
で、今回はこの国境へ。


ショプロンはオーストリアとの国境周辺にある街で行き易いけど、
周辺の見所には公共の交通機関ではまずいけない。
いけないことはないけど、ものすごく行きにくい。
今回は車を出してくれる人がいたので、本当に感謝。
なかなか行けない場所に行かせてもらえてるんだから。


ブダペストを朝の8時に出発して、
まずはショプロンからちょっと離れた所にある採石場跡に。
彫刻や石畳に使うために、ここから石を削ったらしい。
削られ方がすごかった。

そして下の方はすごく涼しかった。


次に向かったのがピクニック計画の舞台になった場所。
というか、まさにオーストリアとの国境。
ドキュメンタリーを見ていたこともあって、感慨深かった。


これが鉄のカーテンと言われていた柵。
意外と低い。


沢山の人がこの国境を越えて、家族との再会を喜んで、
後にベルリンの壁を崩壊させるまで影響を与えた歴史的事件。
行って本当に良かった。


そして向かった先はショプロンの街。

思っていたよりも全然栄えていて、
入ったご飯屋さんも美味しかった。
コーンスープにチキンの磯辺揚げ?に、
ピラフの様なご飯で700フォリント。(5ドルくらい)
安い。
ブダペストの半分くらいかな。
しかもしっかりしたレストランで。


良い街だ。
他の目的だったパンの博物館は残念ながら閉まってたけど、
その変わりにパンノンハルマという場所へ。


ここには大修道院があって、世界遺産。
なんかもう世界遺産があり過ぎて、有り難味がなくなりそう・・・。
で、この修道院の観光へ。
この町に入った時点で、この大修道院が視界に入る。

写真を撮ったのは帰りだけど・・・。


そして目の前に行ってみるとすごく立派。


もちろん内部もすごく立派。
残念ながら工事中でキレイに見れない場所もあったけれど、
図書館がすごく奇麗で見応えがあった。


日本人4人を相手に案内をしてくれたハンガリー人は、
この修道院に通っている学生。
アグレッシブに話すでもなく、控えめに対応してくれる態度が良かった。
一生懸命英語で説明してくれようとするけど、すればするほど、
単語がわからなくて困ってしまう辺りが微笑ましかった。
こういう出会いも良い思い出になる。


ちょっとした郊外で楽しい時間を過ごした後は、
宿に戻ってみんなでご飯。
とっても充実した1日だった。


誘ってくれて、一緒に過ごしてくれた皆さんに感謝。
こういう出会いがあるから、旅は本当にやめられない。
残りのブダペストも楽しもう。