レンズの思考。

Lensの思考。

平和な日常を、気の向くままに。

2017年、1ヶ月だけ海外でリフレッシュ。



危険な街?Detroit。

大都会、シカゴでの観光を終えて、
向かった先はデトロイト。


自動車産業が盛んで、
音楽もそこそこ有名で、
エミネムとかキッドロックとかの出身地。
まぁでもそんな事よりも有名なのが、
なんといっても治安の悪さ。


アメリカで一番治安の悪い街、といわれたり、
世界で最も治安の悪い街の1つに選ばれるくらい。


確かに、街を歩いていても活気がない。
高層ビルが建っているのに歩道はガランとしてて、
ちょっとダウンタウンから外れると廃墟が沢山。
ガラスが割れてるビルなんてざらにある。


人口比率はおそらく黒人が7、8割。
白人、アジア人の比率が少ない。


でもその治安の悪さの原因は景気の悪さ。
景気の要の自動車産業が不調なんだから、
犯罪率が上昇するのも当然かもしれない。


ということで生活をするにはなかなか厳しいこの街、
観光の方はどうかという所が気になった。


大手のホテルはいくつかあるし、
美術館もあれば歴史博物館もある。
メジャーリーグの球場もあるし、
レストランも点在だけど結構ある。


交通はバスがメインで、電車もある。
タクシーはあまり走っていないかな。
観光名所になる様な場所にはバスで行ける。


ということで数日間の観光にはもってこいかと。


そんなデトロイト、
宿泊してるホステルにビックリ。


Hostel Detroitという、いかにもな名前のホステルに泊まる事に。
というのも、ホステルを検索して出て来たのが2件。
でも1件はホテルだったから、結局は1件。
デトロイトにホステルはここしかない。


しかもここは非営利での運営。
スタッフは基本的にボランティアで構成されてる。
デトロイトにはホステルがないから、ということで運営開始、
デトロイトを知って欲しい、という事で値段は安めに設定、
しかも冷蔵庫の中にはフリーの食材、飲み物が入ってて、
バスタオルとかも無料で貸し出してくれる。
デトロイトに活気を戻すために頑張ってる。


色んな人たちからの援助があって運営が始まったこのホステル、
当然ボランティアしている人たちの人柄も良くて、
これまで泊まった他のホステルとは全然違う。
すごく応援したくなる、良いホステル。


ホステルの紹介はこれくらいにして、
ホステルのスタッフおススメされて行ったジャズクラブ。
ダウンタウンにあるCliff Bell's。
シカゴのよりも格段にカッコ良かった。
お店は洒落てる、ご飯はまぁまぁ、お酒は好きだから美味しい。
そして何より演奏がすごい好み。
この日はサックス、ピアノ、ベース、ドラムのカルテット。
サックスもピアノもソロがすごい。
そしてベースとドラムの安定感と激しさ。
シカゴよりはニューオーリンズよりのジャズ。
場所はシカゴに近いのに。
たまたまだったのかもしれないけど、演奏のクオリティは高かった。


そんな感じで楽しんだ帰り道は夜中の12時近かったのでバス。
でも、バス停までの道のりも、バスの中も、
まったくもって危険は感じなかった。
犯罪率は高いけど、普通に行動する限りは平気かと。
昼間歩いていても変な人はいなかったし。


噂やら評判やらを鵜呑みにするだけじゃなくて、
何事も自分の目で確かめないといけませんね。