「すべてあらゆるいきものは、
みんな気のいい かあいそうなものである。
けっして憎んではならん。」
宮沢賢治の「カイロ団長」でのことば。
小学生のときにこの物語を読んで感銘を受けた。
今の自分の原点、のようなことば。
素直なアマガエルたちが、
意地悪なトノサマガエルに騙されてこき使われてしまうが、
王様のおかげでトノサマガエルを懲らしめることに成功する。
その後の王様の命令で、みんなが仲良くなる。
そんな話。
単純で、刺激も何もないような話だけど、
物語に込めた思いがすんなりと伝わった気がした。
憎しみは、いつになっても憎しみしか生まない。
宮沢賢治、結構好きです。