レンズの思考。

Lensの思考。

平和な日常を、気の向くままに。

2015年、無限の選択肢を狭めよう。



オーガニックのこと。

カナダで生活している間に興味を持った、オーガニックの食品。
日本語で言うなら有機農法でつくられた食品。
日本でもあちこちのスーパーで売ってる。
食品だけじゃなくて、コットンとかの天然の繊維でも同じ。
いまも着てるお気に入りの服はオーガニックだったりする。


日本にいる時は、
値段が高いなぁ、
見栄えがよくないなぁ、
何がそんなに違うんだろう、
なんて思ってたけど、
カナダで生活してみると違いが瞭然。


リンゴなんて、ワックス塗ってるからかピッカピカ。
いかにも身体によくなさそうな、皮は食べたくないリンゴ。
野菜だけじゃなくて、卵とかミルクとか肉とかでさえ、
オーガニックのものが分けられて並んでる。
もちろん、どこでも売ってる訳ではないけれど。


ベジタリアンやビーガンの人たちが多いこともあって、
街のスーパーでも色んな特徴があった。
思い出すと懐かしい。


ちなみにビーガンは肉、魚、動物系の食品だけじゃなくて、
卵とかミルク、チーズと言った、乳製品も採らない人。
ベジタリアンは基本的には動物系食品を採らない人で、乳製品は食べる。
もちろん、ベジタリアンの中でももっと細かく分け方がある。
もともとは宗教系のことから始まってるみたい。


マクロビオティックも人気があるらしいけど、
これは健康やら何やらを意識した食事の採り方、
あまり興味を持たなかったのでよくわからない。


まぁそんなこんなで食事のことを考える様になって、
有機野菜について知りたくなった。


有機野菜は、無農薬野菜とは違って、
栽培される土にも農薬、化学肥料が使われてないもの。
(ただし、一部使用可能な無機肥料があるらしい。)
つまり無農薬野菜は、土に農薬が残ってたり化学肥料を使ってる。
ただし、栽培する時には農薬を使っていない。
土が汚染されていない有機農法っていうのは環境にいいこと。
もちろん野菜だけじゃなくて、それを食べる人間にも良いこと。


土が弱ってくると土の中の栄養が少なくなって、
野菜に栄養を与えるために化学肥料が必要になる。
化学肥料を与えるからもっと土をダメにして、
もっと強い化学肥料が必要になって・・・
という悪循環になるので、
環境のことを考えても、生産する人たちの健康を考えても、
有機野菜を好むことが良いことだったり。


もちろんお財布との相談。


ちなみに日本で売る時に有機野菜と謳うには、
有機JAS規格の認定が必要で、これをクリアするのは大変みたい。
で、これに違反すると結構な罰則もあるらしい。
こういう面倒くさいことがしっかりしてるのが日本の良いところ。


だからかな、日本はまだ良い方なのかもしれないな、と思ったのが、
カナダの野菜は不自然な色だったり、ツヤがあったり、
あまり消費意欲をかき立てられるものが無かった。
日本でそんなことを感じたことは無かったのに。
有機野菜じゃなくても、使える肥料の制限がそもそも違うのかも。
輸入してるものでも、変な物が店頭に並ぶことはまず無いし、
ラベルを張り替えようものならすぐにニュースになって叩かれる。


神経質っちゃ神経質だけど、それで嫌な思いをするより余程マシ。
規格とか規定とか、生活に安心を得るためには大切なのかも。


まぁそんなこんなで有機野菜に興味を持った。


興味を持ってしまったら、
オーガニックファームでの生活を経験したくなって、
カナダでは季節外れだから南半球へ、
そして英語以外の言語が使われてる南米へ、
ワインが有名で比較的治安が良いことからアルゼンチン、
(この時点ではチリも候補だったけれど)
オーガニックファームの比較的多いパタゴニアの北部、
田舎町のエルボルソンに来てる。


いやー、大変。
とりあえず虫との戦い。
そして枯れた葉の除去作業。
これが延々に続く。


虫を見つけたらすぐに駆除。
イチゴを食べてる虫もいれば、茎をかじる虫もいる。
イチゴの葉っぱに病気の傾向があれば茎から抜くし、
周りの雑草ももちろん引っこ抜く。
そうしないと美味しくて形の良いイチゴが実らない。


確かに農薬が使えるなら楽だろうな、と思う。
ここは小さいから良いけれど、大量生産してる農家なら、
人件費を安く上げるためにも機械と農薬で対策をとると思う。
しかも天候に左右されるから生産量も収入も保証されないし、
手間のかかる有機農法に固執し続けることも難しい。
ビニールハウスはその点で賢いもの。こっちではグリーンハウス。
とにもかくにも農家って大変だ。


日本に帰ってからやりたいことが沢山ある。
そんなに時間もお金もないんだけれど。
でも経験はお金では買えない。
ゆっくりと、じっくりと、しっかり考えておこう。


んーそれにしても、
考えを入れるとついつい長くなる。
日本語が下手になってる証拠かな。
帰国後が思いやられるなぁ・・・。